こんにちは。BEAUを創設した小原 涼です。
最近、「世代間の関係をフラットに!みたいな活動とかをしているのになぜBEAUは高校生に特化なのか。」みたいな感じの質問をされました。
確かに、高校生に、「リミッターはずせ!高校生だからとか関係ない!大人も高校生もみんな同じ人間だーどんどん活動しちゃえ!」みたいに言っているのにそもそもBEAUは高校生オンリーの団体。
よくよく考えたら なぜだああああ。って感じですね。
BEAUの目的の一つに、地方でも様々なことに挑戦できる環境を作る。というものがあります。そして僕は特に高校生という時期に注目しました。
高校生といえば、大学などでより詳しい研究やアクティビティをするわけでもなく、社会人のように仕事があったり、お金があったりするわけでもない。小学生や中学生よりも活動できる幅は広い。将来何を目指すか、人生で何を成し遂げたいのか、どういう方向で生きていくかなどの大きな分岐点が高校くらいの時期ではないでしょうか。
就職か進学か。そして分野はどこにするか。
そんな高校生という大切な時期において、住んでる場所が違うというだけで体感できる情報に格差が生まれる。小さい差のようで、実は大きな差。
地方でもできるよ!っていう人もいます。そうです。地方でもできます。しかし、そもそも「やってみよう」って思考に至るまでに格差があるのです。「やってみよう」って思ってしまえば地方でもなんとかなります。しかし!!!そもそも学校の勉強以外の活動をしよう!など思考レベルで格差があるので地方ではどうしても盛り上がりに欠けます。
要するに、スマホがなくても遠隔地の人とは、旅をして直接会いに行ったり、長ーい糸電話を作ってコミュニケーションをとったり、何とかなりますが、そもそも遠隔地に人がいるってことを知らなければ何もできないというか、できるできない以前に、存在しないことになります。
自分たちのリミッターを外し、広い視野をもって社会、世界に飛び立ってほしい。
そのためには知ってもらう必要があります。なのでBEAUをつくって僕の経験や知識をアウトプットし、さらにメンバー内で情報共有をしたりプロジェクトを一緒に作ったりやってみたい!ってことを提案して実現に向けて頑張ってみたりできる環境を実現しました。
ここまでは、なぜ高校生にフォーカスしたのか。です。しかし、まだ疑問は残ります。
別に、高校生だけに限定しなくてもいいじゃん!年齢なんて関係ないんでしょ!
実は最初は年齢制限なしのオフラインコミュニティーみたいなやつでもいいかなっておもっていました。
しかしよくよく考えればそういった団体はたくさんありますし、もし仮に年齢フリーで募集したとしても、おそらく参加者は大学生と社会人がメインで高校生はもうすでに何かアクションを起こしている人限定な敷居の高い団体になってしまいます。
BEAUは高校生であるあなたのための環境である。
というメッセージと、そして高校生が気軽に参加できる団体にしたい、BEAUを、ほかの団体やプロジェクト、会社に興味をもってもらうためのキッカケにしていきたい、という想いを込めて「高校生オンリー」にしたのです。
高校生から地方をアップデートしていく。これからの未来をつくっていく高校生に、もっと羽ばたいてほしい。社会と学校の間にあるちょっと特別な環境。「やってみたい!」「面白そう!」を宣言で来て、すぐに実行できる環境。
BEAUはこれからもそのような環境を目指して活動をしていきます。
小原 涼(Ryo Kohara)
高校3年生
BEAUを創設して以来、高校生の選択肢を広げるプロジェクトを次々と企画したり運営に参加したりしてきた。